私は何かから「パワーをもらった」とか「勇気をもらった」とかいうことがあまり無いタイプですけれど、成人の日に放送されたNHKの池江璃花子選手のドキュメンタリー番組を見て感動したし、力をもらった気がしました。
そんな彼女が先ごろ行われた東京五輪代表選考会を兼ねる日本選手権で優勝され、到底不可能だと思われた今年のオリンピックの出場をものにしました。若干二十歳そこそこなのに、なんともすごい人です。
すごい人と言えば私が昔お世話になっていた美容師さんが、この度国際的に活躍する冒険家に贈られる「植村直己冒険賞」を受賞されました。NHKのニュース番組などでも流れたいたので、見られた方もいるのではないでしょうか。
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NHK「関西 NEWS WEB」私は今は自分で坊主頭にしているので美容院には行かなくなりましたが、今の髪型にするまでは心斎橋にある彼女の美容室で切ってもらってました。その頃彼女は山というよりもバックパッカーでアジアを旅されていて、私はいつも髪を切りながらアジア旅の話しを聞いておりました。彼女は話しも上手で私もすぐに看過されました。その頃ちょうど私が働いてた会社も無くなることが決まっていて、それなら時間もあるし1か月ほどアジアを回ってみようかなと思い立ちました。時は新しい世紀がまもなく始まろうとしていた1999年の11月頃の事です。
果たしてまったく英語ができないまま渡航したので、様々な場面でのコミュニケーションには非常に苦労しました。バッパーで出会う多国籍の人たちともうまく会話ができません。英語が少しでも話せればもっと旅も楽しくなっていたはずだと思い、アジアから帰国した後は英語の習得も兼ねて今度はニュージーランドやオーストラリアに行くことになります。そこで留学エージェントという職種を知り、のちのち今のKiwi留学ネットを立ち上げることになります。もともとの原点は最初のアジアへのバックパッカーが始まりで、そのきっかけを作ってくれたのがこの美容師さんでした。
今も留学やワーホリに行きたいと思う人はたくさんいると思いますが、なかなか最初の一歩が出ないという人も多いと思います。壁が高いと思ってる人も多いですが、実際にはそんなに高い壁ではないことも行ってしまえば気づきます。私も渡航するのに迷われている人たちにちょっと背中を押せる役目ができればと思っています。バンジージャンプを飛ぶときに最後に背中を押すスタッフの人のように。